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生ビール好き必見!ビールと生ビールの違いについて

生ビール好き必見!ビールと生ビールの違いについて

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生ビール好き必見!ビールと生ビールの違いについて

飲食店でビールを頼むときに、「とりあえず、生で」という言葉を耳にしたことありますよね。

“生ビール“とはどんな製法で作られたものなのか知っていますか?ビールの醸造法についてお話をしながら、”生ビール“についての意味をまとめてみました。

■ビールの原材料について

~麦芽とホップ~

ビールの原材料は皆さまもご存知の通り、基本的にはドイツのビール純粋令にのっとった『麦芽』『ホップ』の2つを使って醸造します。

一番量を使うのは麦芽です。大麦や小麦などを使います。その次にホップです。

ビアスタイルによって異なりますが、アバウトに伝えますと”麦芽50:ホップ1-2程度”の比率です。

ビール純粋令とは?

1516年にドイツのバイエルン公ヴィルヘルム4世が、

「ビールの成分には大麦とホップと水だけが使用されなければならない」

と条例を公布したのが始まりです。

その後ビールを発酵させる酵母が見つかり、酵母もビールの原料として認められるようになります。

この条例が今もなおドイツのビール魂となっています。

~ビール酵母~

ビールは発酵飲料ですので、忘れてはならないのがビール酵母です。肉眼では見えないこのビール酵母がとても大切な役割を果たしています。

ビール酵母には大きく分け、『ラガー酵母』と『エール酵母』の2種類あります。このビール酵母が麦汁からでる糖をアルコールに分解し、味を調えます。ビール酵母は繊細ですのでブルワリーの設備環境にも配慮しながら醸造をする必要があります。発酵がうまくいくと、本当に酵母が生きているのを実感するぐらいにブクブクと麦汁が泡立つのです。ぜひブルワリー見学で見れるようだったらぜひ見てみてください。面白いですよ。

豆知識:ビール酵母の効果

我々の腸内の環境を整えたり、消化機能を助ける効果があるといわれています。またビタミンB群や豊富なアミノ酸、カルシウムなどのミネラルも含んでいます。ビール酵母って、意外にも素晴らしいですよね。

~水~

ビールに必要なのが『水』です。この水も味の決め手です。

この水のpHや成分とも向き合いながらビール造りを行うのです。ブルワリーによっては自分たちの地域から採れる水に対して人口的に水質調整を行い、美味しいビールになるよう努力されているところも増えてきています。

~それ以外の副原材料~

ビールによっては、果物の果汁を使ったり、スパイスを入れたり様々な工夫もされています。

弊社ではパッションフルーツ果汁やタンカン果汁、黒糖などを使っています。

これらを加えることにより、フリーティーだったりやさしい味わいのビールの個性を際立たせているのです。

■ビール造りの工程

では続きましてビール造りの工程についてお話しします。

<仕込み工程>

①糖化:細かく粉砕された麦芽を温めたお湯に投下していきます。お湯の温度調整をしっかりとしながら一定時間かき混ぜます。

②濾過:麦汁に含まれていた固形物を取り除き、ホップをいれます。

③煮沸:濾過した麦汁を一定温度で一定時間煮沸していきます。

<発酵貯蔵>

④発酵:煮沸した麦汁を発酵適温に冷却して、酵母を加え発酵させます。ビアスタイルや酵母の活性具合などにもよりますが、数週間発酵させます。ここで酵母が麦汁の糖をアルコールと炭酸ガスに分解する役割を担います。

⑤貯蔵:発酵が完了したタイミングで、味を落ち着かせるために一定の温度で一定期間貯蔵をします。

<濾過>

⑥濾過:ビールの酵母などを濾過して取り除き、透明感のあるビールにする作業を行います。

<パッケージング>

⑦パッケージング:瓶や缶などに充填を行い、容器に詰めます。

<加熱>

⑧加熱:パスチャライゼーションという工程を通じて、パッケージングしたビールを60-70度程の温水シャワーで一定時間浴びさせて、酵母を殺菌します。

以上の工程を通じてビールが完成します。

※①の前にある麦を製麦する作業については今回省略しています

おおよそこの一連の流れに約1カ月程度かけてビール造りを行います。

私たちが飲むビールは原材料を混ぜて『はい!完成!』という形ではないのです。

■無濾過・非加熱はどんなビール?

上記のビール造りの工程を下記表にして比較してみました。

①濾過・加熱処理②無濾過・加熱処理③濾過・非加熱処理④無濾過・非加熱処理
糖化糖化糖化糖化
濾過濾過濾過濾過
煮沸煮沸煮沸煮沸
発酵発酵発酵発酵
貯蔵貯蔵貯蔵貯蔵
濾過濾過
パッケージングパッケージングパッケージングパッケージング
加熱加熱
完成完成完成完成

このように現在市販で販売されているビールは、それぞれ製造工程が異なります。

①~③のビールは酵母の活動を止めていますので、ビールの賞味期限が1年程となり、品質が長持ちします。一方、④は酵母が生きている状態なので賞味期限が短いビールとなります。しかし某メーカーがビール酵母のサプリメントを販売するくらいビール酵母は栄養素もあります。

■生ビールってどんな基準なの?

では本題の生ビールの生って何?というテーマに入ります。

生ビールとビールを比較すると、生ビールの方がフレッシュで美味しそうというイメージがしますよね。

飲食店のサーバーで飲めるビールだけが生ビールと思っていませんか?

では比較表をもとに生ビールとビールの比較を行います。

 濾過処理熱処理
ビールするする
生ビールするしない
AMAMI GARDENしないしない

この通り、熱処理を行うと『ビール』というカテゴリとなり、熱処理を行わないと『生ビール』というカテゴリになります。

熱処理されていない樽生だからこそ“生ビール”と呼べるのです。それと同じで熱処理していな瓶ビールや缶ビールも“生ビール”と呼べるのです。

■AMAMI GARDENは無濾過・非加熱が特徴!

奄美はなはなエールのクラフトビール“AMAMI GARDEN”は、無濾過・非加熱処理のビール造りを行っています。生ビールであり、かつ酵母も生きているクラフトビールなのでやさしい味わいが頼むことができるのです。また酵母のためだけでなく、パッションフルーツ果汁やタンカン果汁や黒糖の風味の特徴も削がないためにもこの製法にしているのです。

これが酵母が生きている味なのかという味わいが堪能できるはずです。

ぜひ飲む際は弊社のコピーでもある“SLOW LIFE, SLOW BEER”を意識していただき、ゆったりと島時間を堪能してください。

最後に、落ち着いたらぜひ奄美でAMAMI GARDENのクラフトビールだけでなく、サンタクロースもゆったりしてしまうような奄美の美しい自然・ゆったりとした時間も合わせて、SLOW LIFEを楽しみにお越しくださいませ。

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