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地ビールとクラフトビールについて学ぼう!

地ビールとクラフトビールについて学ぼう!

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地ビールとクラフトビールについて学ぼう!

時折り、地ビールとクラフトビールの違いって何?という話ってありますよね。

結論から申し上げますと、ほぼ同じです。どちらとも「小規模で作ったビール」というものになります。

1990年台に地ビールのブームがあったのはご存知でしょうか?

なぜ地ビールブームのきっかけがあります。

それは、1994年の酒税法の法改正がきっかけです。

では詳しく地ビールからクラフトビールにトレンドが移行したお話を見ていきましょう。

■1994年の酒税法前のビール業界

この法改正があるまでは、ビールの製造免許を取得するまでに必要な最低限の製造量がなんと年間2,000KL必要だったのです。2,000KLといいますと、330mlボトルで換算すると、約600万本もの量を製造しなければなりません。12カ月で割りますと約50万本の製造をしなければなりません。製造するだけでなく当然販売もしないと経営がなりたちませんのでご注意を。

数字や経営歴がある型なら、この数字を聞いてピンとくると思いますが、この規模の開業をするとなるとかなりの設備投資が必要になります。それも事業を徐々に大きくする投資ではなく、初期投資でここまでの規模のものをつくらなければいけませんでした。

また設備投資だけではなく、製造したビールを飲んでもらう販路が必要になります。だからこの法改正があるまでは、ほぼ資本がある会社しかビール製造販売を行っていませんでした。

■1994年の酒税法改正により地ビールブームが到来

1994年に酒税法改正により、年間2,000KLから清酒と同じ年間60KLに引き下げられました。なんと約33分1にまで引き下げられたのです。この法改正により、中小企業にもビールを製造するチャンスが訪れます。

そしてこの1994年委新潟と北海道の2事業者がビール製造免許を初めて取得したことを皮切りに、小規模にビールを作る事業者が増え『地ビールブーム』が到来します。全国各地で地ビールを製造する事業者が増え、ピーク時には300社ほどの事業者まで増加しました。そして各地で地ビールが飲める飲食店なども次々にできました。

現在50代以上の人からしてみれば、懐かしい出来事ではないでしょうか。

■地ビールブームが衰退へ

残念なことに地ビールブームは最盛期を迎え、衰退の道を辿ることになります。急激に伸長した地ビール業界の中に、醸造技術や品質管理が低い地ビール事業者がおり、消費者から地ビールは美味しくないというイメージが広がってしまい、その結果地ビールブームは弾けてしまいます。

■再燃するきっかけがクラフトビール

その後2010年ごろから地ビールブーム時期から技術と経験を積み重ねた製造事業者たちが再度注目する人たちが増え始めてきます。

そこで地ビールという言葉から、クラフトビールという呼び名へシフトチェンジしはじめる人たちが増え始めます。

近年では地ビールという言葉よりもクラフトビールという言葉の方が目にしますよね。

■マイクロブルワリーが急増中!

クラフトビールを醸造する小さな規模の醸造場が2015年ごろより急激に伸長し始めます。皆様の周りもここ数年で開業したブルワリーが多いのではないでしょうか。

この小さな規模の醸造場を海外では“マイクロブルワリー”と称して呼ぶ人たちもいます。

この小さな醸造場は、『ビール製造免許』もしくは『発泡酒製造免許』のどちらかを取得しています。

この2つの免許の違いは、年間の醸造量に違いがあります。

・ビール製造免許:年間最低60klの醸造量が必要

・発泡酒製造免許:年間最低6klの醸造量が必要

このように、10倍もの差があります。

大概小さな醸造場は、まず発泡酒製造免許を取得してブルワリーを開業するところが大半です。それは何故かといいますと、税務署もいきなり60kl以上の出荷ができるのかというところも見ますので、その根拠を新規ブルワリーは掲示しなければなりません。さらには、冒頭でもお話ししましたが、醸造量を増やす場合はそれなりの設備が必要となるので、初期投資も要します。それらを考慮して税務署は製造免許を交付します。税務署側も製造免許を交付するブルワリーが今後製造技術的、品質的にも経営的にもしっかりできるのかを確認しているからです。

製造免許の申請は税務署のHPをご参照ください。

https://www.nta.go.jp/taxes/sake/qa/03a/05.htm

■ビールと発泡酒の違いについて

上記ででてきました“ビール製造免許”と“発泡酒製造免許”ですが、ビールと発泡酒の違いをご存知ですか?

店頭などで販売しているクラフトビールも商品パッケージを見ると違いがあります。いつも飲んでいるビールをぜひ見ていただけると分かりやすいと思いますのでぜひお手元にビールをご用意してみてください。

 

  麦芽比率 副原材料 備考 消費者イメージ
ビール 麦芽比率50%以上

使用麦芽の5%以内の使用

※認められている副原材料は下記別途リスト参照

左記、麦芽比率基準or副原材料比率のどちらか(もしくは両方の)基準が守られていないとビールではない 高い
発泡酒 麦芽比率50%未満

①使用麦芽の5%以上の使用

②ビールに使える副原材料以外の原料を使用

③蒸留酒を含む原材料に含むものは除きます

左記、麦芽比率基準or副原材料比率、ビールに認められていない副原材料を使用するなどすると発泡酒となる   安い

新ジャンル(リキュール)

麦芽比率50%未満の発泡酒に蒸留酒を加えたもの

安ーい
新ジャンル(その他の醸造酒) 麦芽を使わずに大豆やえんどうなどを使用 安ーい

 

ビールに認められている副原材料一覧

1.麦、米、とうもろこし、こうりゃん、ばれいしょ、デンプン、糖類、または苦味料もしくは着色料

2.果実・果汁や香味料(新定義で追加)

次のような物品です。

①果実

②コリアンダー・コリアンダーシード

③香辛料(胡椒、山椒、シナモンなど)

④ハーブ(カモミール、バジル、レモングラスなど)

⑤野菜(かんしょ、かぼちゃなど)

⑥そば、ごま

⑦含糖質物(はちみつ、黒蜜など)、食塩、みそ

⑧花

⑨茶、コーヒー、ココア(これらの調整品を含む)

⑩牡蠣、こんぶ、わかめ、かつお節

ビールと発泡酒の違いが分かりましたか?

あとビールと発泡酒以外に、“新ジャンル”というカテゴリもあります。

~新ジャンルとは?~

新ジャンルはリキュールとその他の醸造酒という形で分けられます。

リキュール麦芽比率50%未満の発泡酒に蒸留酒を加えたもの
その他の醸造酒麦芽を使わずに大豆やえんどうなどを使用

■酒税について

ビール類の酒税についても解説を致します。現在の酒税(350mlあたりにかかる税)は下記の通りとなります。

これを見て、驚く人もいるかもしれませんが、1本あたりにこれだけの酒税がかかっているのです。皆様がお酒を飲んでいただいているおかげで、社会貢献にも繋がっているということですね。

プラス思考でいきましょう!笑

<ビール類の酒税一覧>

  酒税
ビール 77円
発泡酒 麦芽比率50%以上 77円

麦芽比率25%以上50%未満

62円

麦芽比率25%未満

47円

新ジャンル

28円

■今後酒税が変わります!

2026年までに酒税が変わっているというニュースをご存知ですか?知っているあなたは、かなりのビールマニアですね。普通の人はなかなか知らないのではないかと思います。

簡単に言いますと、全ての酒税が350mlあたり54円となります。そうなりますと、ビールの酒税は23円下がり、発泡酒は▲23円~7円の変動となります。新ジャンルの酒税は26円上がるということになります。

ビール製造免許が年間で60kl以上の醸造をしておりますので、出荷量を60klとして試算しますと、約394万円の酒税の減税となります。

■ビールと発泡酒のイメージ

ビールと発泡酒の違いが分からない人はビールの方が発泡酒より価格の良いお値段のお酒というイメージを持たれていると思います。

しかし実際は必ずしもそうではありません。『麦芽を多く使っている=リッチ』や『ホップを倍に使っている=リッチ』などのイメージをもたれますよね。だから『ビールは発泡酒よりもリッチなお酒』というイメージを、私もこの業界で仕事をする前はもっていました。

しかし実際は皆さまがお買求めしてくださっている発泡酒のラベルの原材料一覧に麦芽、ホップ以外に書かれているものがありませんか?

弊社でいいますと、発泡酒カテゴリのパッションウィートエールには『麦芽、パッションフルーツ果汁、ホップ、酵母』という記載をしています。

パッションフルーツを購入された人は分かると思いますが、1kgで相場が2000円台で購入されています。麦芽はそこまでの仕入れ値だと思いますか?モノによっては副原材料のほうが麦芽よりもリッチな食材でもあるのです。

発泡酒=安いという考えではなく、一度お買い求めいただいたラベルの原材料一覧をご確認いただき、このビールは良い原材料を使っているなども確かめていただくと、一つ楽しみ方も増えるのかなと思います。

■選べるクラフトビール市場に拡大

ここからクラフトビールが始まり、2019年には400か所を突破しました。以前ブームがあった地ビールブームをも超える人気度合です。

またクラフトビール(Craft Beer)という言葉は、地ビールと違い、世界でもメジャーな言葉です。

海外旅行に行かれる機会があれば、ぜひ海外でもCraft Beerという言葉を使ってブルーパブなどで会話をしてみてください。

この人はクラフトビール好きなんだなという想いが店舗のスタッフに伝わるかもしれませんよ^^

■まだまだ伸びしろたっぷりのクラフトビール市場

2019年時点で日本のクラフトビールの製造量は4.4万kl程となりました。350ml換算にしますと、およそ1200万本程になります。

しかし、まだ日本のビール市場全体の1%程しかないのです。クラフトビールが盛んなアメリカはアメリカ内の市場で約13%のシェアをクラフトビールで誇ります。

この数字の比較を見ると、まだまだ日本のクラフトビールは市場が少ないなと思うかと思います。

しかし、アメリカもクラフトビールが普及し始めたころは28年間(1965-1993年)をかけてクラフトビール市場をビール市場の1%のシェアにしました。それに比べると、人口の数は違うにしろ、日本は24年をかけて1%シェアに到達しました。アメリカよりも早く伸長してきているのが分かります。 これからも更なるクラフトビールを楽しめる世界に期待しましょう。そのためにも日本のクラフトビールをたくさん飲みましょう!

ぜひAMAMI GARDENもよろしければ^^

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