自分にできること
クラフトビールで地場産の特産品などを副原材料に使う商品が増えてきています。
だけれども、そのほとんどの商品は規格外を使用しています。
贈答用などを使用すると、そのオリジナルクラフトビールは高値になってしまい、売りにくくなります。
規格外は安価で買うことができます。
自社のことを考えたときにどうしても安価なものを、と思いがちです。
正直生産者さんの手取りにすると、大した金額ではありません。
生産者さんは規格内の生産物をなるべく高値で売りたい。そう考えています。
私も事業スタート時は、地元の規格外のものを使っているから、生産者の人にも還元できる、と自己満足していた部分がありました。
度々、クラフトビールの事業をしている中で、大手に対して資金力もない会社がこの事業をやる使命は何なのかということを考えています。
今は資金力もないので私ができること。
そこから新たな考え方が生まれました。
これは2年以上前からですかね。
その生産者を支える取り組みをしよう。
『地元の特産品の生産事業者が新たに喜びを感じてもらえることをしよう』
そう思いました。
まず、契約させていただいている生産者の困りごとがあれば寄り添う。
一緒に困りごとを解決する。
その生産物を自分の今までの縁を活かして、販路を開拓する。
国内のクラフトビールの主原材料は大概海外産です。
いくら売り上げが上がっても、ビールを製造している会社が潤うだけ。
※主原材料が国産の会社さんはとても素晴らしいと思ってます!
そんなことを小さいながらも少しずつ広げていっています。
自社の収益も大事ですが、地元事業者の収益が上がることをこれからもしていきたいと考えています。
一次産業がなければ、二次、三次産業は生まれません。
だから今回お世話になっているパートナーの農家さんの困りごとであった資金調達を企画し、無事皆さんのお力で目標金額を達成することができました。
ほんのほんの僅かでしかないですが、これからも少しずつお世話になっている生産者により還元できる存在を目指していけたらと思っています。
きっとこれから先も他にやれることが見つかると思うのでそんなことにも取り組みたいですし、他のところがやっていることも吸収していきたいと考えています!
そんな奄美はなはなエールですが、これからもよろしくお願いします